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ここはマイアミの北にある町、フォートローダデール。
狭い水路の両岸には、18フィートのフィッシングボートから、200フィート近い
メガヨットまで、多種多様なボートが星の数ほど係留されている。 |
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ボートの種類もさまざま。フルタワー仕様のアメリカンコンバーチブルあり、
流麗なヨーロピアンスタイルのボートあり、小粋なフィシャ−マンありで、
無機質なボートショーなんかよりよほど面白くて飽きることがない。
我々の右舷からスーと追い越していったDONZIのセンターコンソールも、
並走する80フィートの大型艇に負けない美しさがあった。 |
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また水路を曲がろうとする我々の目前を、左から横切るグリーンのセンターコンソール艇にも、
"のんびり行こうぜ"と、教えてくれる威圧感があった。
そして、帰り道にすれ違ったクリームイエローが美しいセンターコンソール艇。
60ノットに達するであろうその高性能を抑えて、あたかも水辺の雑木をいたわるような
アイドリング走行に徹するそのシーマンシップに、我々は骨太のアメリカンスピリッツを感じてしまった。 |