官と民の理想形

マイアミの北、Fort Lauderdale の美しい水路に官と民の理想形があります。

左上の写真は、マリオットホテルの北側を流れる水路にある ”POLICE”です。
お揃いのセンターコンソール艇に、美しくコーディネイトされたブルーのビミニトップ。
オフィースの窓の日除けまでも、ブルーです。
この写真では見えませんが、右も左も正面もレジャーボートがいっぱいです。 公官庁の船だからと言って、特別な地位にはありません。 右上の写真は、この POLICE から100mほど西にある公共スロープです。
船台、自動車の駐車スペースもご覧のように豊富で無料。 どこかの国の第三セクターヨットハーバーのように、一般来場者はもとより ボートオーナーからも駐車料を徴収しているのとは訳が違います。

これも民間のマリーナの横に、最小スペースで係留されているパイロットボートです。
港内の一等地に横づけして5隻分ほどのスペースを占拠し、プレジャーボートを当たり前のように排除する日本の状況がとても情けなくなります。 右上の写真は、フォートローダレールの港の入口にある、コーストガードの基地です。 ここもあまり立派ではなく、周囲の環境を乱さない、こざっぱりした建物とボートです。
公共とは何か、民主主義とは何か、あらためて日本国の幼児性がクローズアップされます。